【 そもそも牛乳は飲まないですね 】
2017.02.26
日本人の85%は「乳糖不耐症」!
27年間治らなかった副鼻腔炎が、牛乳を辞めたことによって一瞬で完治した話。
鼻づまりや咳がなかなか治らないという方、毎日不快ですよね。
鼻が詰まっていると臭いがわからなくて食事が楽しめないですし、咳がひどいと夜も眠れません。
副鼻腔炎という病気をご存知でしょうか。
副鼻腔に細菌やウイルスが感染することによって炎症が起こり、鼻づまりや鼻水、頭痛、歯の痛み(上顎洞炎)など、さまざまな症状が起こる病気です。
症状が3ヶ月以上続くと慢性副鼻腔炎となり、蓄膿症ともいいます。
私は3歳の頃から慢性副鼻腔炎で、30歳まで27年間耳鼻科に通い続けました。
慢性の病気でずっと治らないと思っていたのですが、ある時「大好きだけど、牛乳をやめてみたらどうなるんだろう?」と思いやめてみました。
すると副鼻腔炎がどんどん良くなり、今では鼻づまりどころか、匂いに敏感すぎて周囲に恐れられるほどです。
あなたの不調、もしかしたら自分の選んでいる食べ物が原因で病気を呼んでいるかもしれません。
戦後から「体にいい」「完全栄養食」として給食でも毎日飲んできた牛乳。
バターたっぷりのクッキーやケーキ、ミルクたっぷりのアイスクリーム、プリン、シュークリーム、カフェラテ。牛乳たっぷりのグラタン。チーズがたっぷり乗ったピザ。
今の日本は本当に乳製品が溢れています。
本当に牛乳は日本人にとって必要なものなのでしょうか。
牛乳が原因で不調を引き起こしているとしたら?鼻づまり、咳の原因は西洋医学ではわからない
西洋医学では鼻づまりと食事との因果関係はまったくわかっていません。
予防はできませんし、一時的に吸引して、薬で症状を緩和することしかできません。
私は27年間耳鼻科に通い、吸引してもらって、ネブライザーをして、抗生物質などの薬をもらって帰るというのを繰り返しました。
小さい頃は先生に「年齢と共に治る」と言われていましたが、快方に向かうこともなく病院に通い続けました。
鼻炎を治すための日帰り手術を考えたこともありました。
特にひどかったのが20代半ば。結婚して自分で食事を選ぶようになり、クリームたっぷりのパスタや大好きなチーズを使ったグラタンなどの料理を頻繁に作っていました。ミルクたっぷりのカフェラテも毎日飲んでいました。
そんな食事をしていた頃は、エアコンがきつい夏がくると完全に鼻が詰まってうまくしゃべることもできない、匂いがよくわからないので食事も楽しめず本当に不快でした。
鼻づまりになりやすい粘液を増やす食べ物
インドの伝統医学、アーユルヴェーダによると頭や胸に粘液を増やしてしまう食べ物があり、それが鼻づまりの原因になっていると言います。
<野菜類> 芋類全般など
<果物類> バナナ、アボカドなど
<豆類> 豆腐、豆乳
<乳製品> 牛乳、ヨーグルト、チーズ、生クリーム
<砂糖> お菓子、ケーキ、饅頭など
<油> 油は全ての種類
出典:http://hanatooru.com/archives/281.html
あなたも思い当たる節はありませんか?
体にいいから毎朝ヨーグルトとバナナを食べている。
週に3回はパスタを食べている。
生クリームたっぷりのコーヒーショップのコーヒーを毎日飲んでいる。
お酒とチーズにはまって毎晩楽しんでいる。
ドーナツや甘いパンを朝ごはん代わりにしている。
これらの習慣が知らず知らずのうちに粘液を増やしています。
私も小さい頃から牛乳が大好きで、1日1リットル水のように飲んでいました。
粘液が増えて毒素が溜まり免疫力が落ちると、ひどい鼻づまりや咳の原因になります。
副鼻腔炎を発症すると鼻づまりで臭いを感じられなくなり、食事を楽しめなくなってしまいます。
牛乳が人間の体にいい、は誤った情報。牛の赤ちゃんと人間の消化構造は違います。
牛乳は健康的な飲み物の代表のように言われています。
体にいいから子どもに飲ませなければならないと信じている人もたくさんいます。
しかし、牛乳はもともと日本人の生活にはなかったものです。
戦後の学校給食とともに牛乳を飲む習慣ができたから当たり前になっているだけのことです。
「母乳は完全栄養食だから、牛乳は体にいい」というのは牛の赤ちゃんにとってのこと。
牛の体温は人間より2度高く38.5度あるのに人間は36.5度。
2度の温度差があるために吸収しきれないのです。
引用「子どもが育つ玄米和食 高取保育園いのちの食育」高取保育園 西福江著
また、牛乳に含まれる乳糖(ラクトース)を分解する消化酵素(ラクターゼ)が少ない「乳糖不耐症」の人が多く、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしたり、下痢などの症状が出ます。
85%の日本人が乳糖不耐症だと言われています。
日本はあえて酪農をしなくても食べ物に困らなかった
日本は温暖で降雨量が多いため、植物が育ちやすい風土です。
穀類や芋類、野菜などでお腹を満たすことが可能でした。
それに対して欧米は寒くて降雨量が少なく、植物が育ちにくいので穀物を主食にしたくてもできないという風土です。
そのため肉や加工品、乳製品、野菜に少しのパンという生活でした。
今、私たちが理想としているカロリー栄養学は、日本の気候風土に合ったものではなく寒い欧米の国をお手本としています。
もともと酪農をする必要がなかった日本人が、気候風土に合わないものを日常的に食べたら・・・
病気を招いてしまうことは想像がつきますよね。
大半の日本人にとって牛乳は、むしろお腹の状態を悪くしてしまう食品なのです。
参考「粗食のすすめ」幕内秀夫著
参考「身近なお店で買える!家計も節約できる!安心安全食品ガイド」植田武智著
ジョコビッチ(テニス選手)が鼻づまりを直した方法
ジョコビッチ
出典 http://www.nikkansports.com/sports/news/f-sp-tp0-20150201-1429099.html
ジョコビッチというテニス選手はご存知でしょうか。
「ジョコビッチの生まれ変わる食事」という本を2015年に出版しています。
IN YOUでも以前この本の取材記事を公開しています。
【ジョコビッチの生まれ変わる食事】あなたも2週間で生まれ変わる!
ジョコビッチ選手は世界で活躍するプロテニスプレイヤーですが、2010年頃までは試合の途中で突然の体調不良によって棄権することが度々あったようです。
2010年の全豪オープンでジョコビッチは試合中に呼吸困難で倒れてしまいました。
たまたま同じセルビア人で栄養学者であるセトジェヴィッチ博士がその試合をテレビで観戦していました。
博士は倒れたジョコビッチを見て、その原因は食事であると見抜いたのです。
博士はジョコビッチが試合中に倒れる原因を小麦であると推測し、14日間小麦を原料とした食べ物をとらないよう指導しました。
ジョコビッチの実家はピザ屋で、ピザはもちろんパンを主食に菓子パンやクッキーをよく食べていましたが、博士のアドバイスに従うことにしました。
小麦を絶ったあとのことを彼はこう語っています。
「日が進むにつれて気分が変わってきた。体が軽くなり、活力が湧いてきたのだ。それまで14年間、悩まされ続けていた夜間の鼻づまりが突如消え去った。まるで生まれてからずっと付きまとっていた煩悩が奇跡的に消滅してしまったかのようだった。翌週は毎日、最高の目覚めを迎えることができた」
そして14日後に再び小麦を食べるよう指示されると、今度は二日酔いになったような感覚に。
めまいを覚え、鼻づまりも再発し、ベッドから這い上がるのがやっとでした。
ジョコビッチはこれ以降いっさいグルテンを食べないことで強靭な肉体と精神を得て、その1年と8カ月後には世界ランキング1位(2011年)を獲得しました。
ジョコビッチの場合はグルテン不耐症でしたが、私たち日本人の85%は乳糖不耐症です。
たった14日間牛乳をとらないだけで鼻づまりから解放される可能性が高いのです。
牛乳をやめるだけで、鼻づまりから解放されるだけでなく、頭にかかったモヤが晴れて、予想以上の改善があなたにも起こります。
乳製品の代わりにおすすめのレシピ
しかし今まで好んで乳製品をとっていた人に急に一切食べなくなるのは難しいですよね。特に乳製品が入った甘いものが好きな人はツラいのではないでしょうか。
砂糖不使用!5分で完成!冷やして食べる『焼かないブラウニー』乳製品・卵・小麦・豆乳不使用。
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牛乳はあくまでも嗜好品。毎日健康のために飲むものではありません。
私も牛乳を飲んでいた頃は鼻づまりを始め、頭にモヤがかかったような、寝覚めもすっきりしない20代でした。
30代になった今の方が、目覚ましがなくても5時に目がさめて、やりたいことに溢れていて毎日本当にパワフルに動けています。
今でも牛乳は好きなので時々飲みますが、飲みすぎると鼻づまりが再発するので、やはり私の鼻づまりは牛乳が原因だったのだと確信しています。
子供の鼻づまりや咳も、牛乳をやめることで簡単に治るかも知れません。
「夫婦揃って鼻炎だからうちの子は鼻炎が遺伝する」と思っていた考えも、私の副鼻腔炎が治ったことで考えが変わりました。
実際に私の子供が鼻水を垂らしてることは滅多にありません。
マクロビオティックでも、牛乳は、避けたほうがいい陽性食品として位置付けられています。
牛乳は「完全栄養食」だから「たくさん飲んだ方がいい」から、コーヒーやお酒と同じように「嗜好品」だから「少しにとどめる」という世間の認識が変わることを願っています。
出版社径書房
なぜ「牛乳」は体に悪いのか ―医学界の権威が明かす、牛乳の健康被害 (プレミア健康選書)
著者フランク・オスキー
出版社東洋経済新報社
食が原因の不調は、食で治せる。あなたも牛乳をとらないという挑戦をしてみて欲しいと思います。